AdInScope
AdInScope®は、ばらつきのある画像から真の欠陥だけを検出する、リアルタイム画像学習/検査システムです。
学習型欠陥検出ライブラリ AdInScope®/Inspection
独自のファジィニューロ欠陥検出技術(※1)によって、ばらつきのある画像であっても真の欠陥だけを検出する機能を提供します(※1 特許第3741672号)
このライブラリでは画像の曖昧さやバラツキをリアルタイムで高速に学習し、最適な欠陥検出ファジィルールを画素毎に自動生成します。少数の良品サンプルで簡単に学習できますので、小ロット・多品種でも、効率的かつ高速な品種登録が可能で、面倒な調整作業をすることなく直ちに検査が開始できます。
また、パソコンと画像入力ボード以外のハードウェアを必要としないため、従来の検査システムを大幅にコストダウンすることができます。
基本ソフトを軸に、様々な分野の顧客要求に応える最適なシステムをご提供できます。
導入分野 | 機能 | 特長 |
---|---|---|
CCDカメラ用半導体関連 | 欠陥・ゴミ・キズ検出 | 検査画像データから検査に必要な画像特徴を自動的に検出します。 |
プリント基板関連 | 欠け・焼け・ズレ検出 | 検査基準を自動学習します。(ニューロ技術) あいまい性を生かした検査が可能です。(ファジィ技術) 歪み補正で疑似欠陥を抑え精度よく欠陥を抽出することが出来ます。 |
特殊フィルム製造関連 | スジ・色むら欠陥検出 | 可視化撮像の技術に加え、画像強調・ノイズ除去技術により検出不可能だったスジ欠陥・色むら欠陥・くもり欠陥等の検出が可能です。 もちろんファジィルール自動生成で検査実行から判定出力、LOG保存・印刷迄 |
その他、外観検査一般 | 欠陥・ゴミ・キズ検出 異物・断線検出 他 |
その他、導入例: 計器パネル外観検査、容器異物検査、自動車用ウィンドウガラス熱線検査 |
歪み補正ライブラリ
独自の歪み補正技術(※2)を用いて、局所的に歪みがあり画像全体のシフト・回転では画像の位置あわせができない画像に対して、画像の伸縮や不規則変形によって画像全体を正確に位置合わせする機能を提供します(※2 特許第3754401号)
歪み補正ライブラリを学習型欠陥検出ライブラリ AdInScope/Inspection に追加することで局所的な歪みを持つ画像に対しても高感度な欠陥検出を実現します。
画像改善前処理処理 画像補正(XYθ+歪み補正)
ティーチング画像において検査対象物を決め、その対象物の角度と検査画像の検査対象物の角度差分を回転補正する設定が可能です。
指定された回転補正設定は、検査時の取込画像に検査前に行われます。
例) 数では、検査対象画像をXY位置補正後、15°回転補正、歪み補正をおこないます。
ファジィニューロ学習推論ライブラリ μ-RNA
独自のファジィニューロ学習推論技術(※3)によって、画像から得た多種多様な特徴量パタンを用いて学習、推論を行う機能を提供します(※3 特許第3476211号)
学習型欠陥検出ライブラリ AdInScope/Inspection と組み合わせることで入力した画像から欠陥箇所を検出し欠陥を分類(欠陥種別を出力)するようなシステムの構築例です。
欠陥検出部分を任意の特徴検出アプリケーションと置換することも可能です。
AdInScope®の特長
ここが違う!「学習型欠陥検出機能」(特許取得済)
学習機能により、画像の特徴に最適な欠陥検出ファジィルールを、画素毎に自動生成。
欠陥検出ファジィルールにより、検査対象に曖昧さやバラツキがあっても、疑似欠陥を抑えて高感度な検査が可能。
小ロット・多品種でも、小数の良品サンプルで簡単学習できるので、効率的かつ高速な品種登録が可能。
時代の流れに即対応!
ここが違う!「歪み補正機能」(特許取得済)
位置と回転の補正だけでは不十分な、伸び縮みや不規則変形を補正。
完全自動補正なので、複雑なパラメーター設定は必要なし。
歪み補正を行っても、位置補正とほぼ同等の高速処理が可能。
ここが違う!「分類機能」ファジィニューロ学習推論 (特許取得済)
卓越したファジィニューロ技術により、欠陥の特徴と欠陥種類の関係を学習し、欠陥の自動分類が可能。
欠陥特微量と欠陥度合いの関係を学習されれば、微妙なNG判定も可能。
画像特徴と対象種別を学習させれば、微妙なNG判定も可能。
画像特徴と対象種別を学習させれば、画像による対象識別・認識にも応用可能。